★ 車いすの種類
車いすの種類は大きく4つに分けられます。自走式、介助式、ティルト・リクライニング車いす、電動車いすがあります。
自走式とは
車いすご利用の方が、ご自身で操作するタイプです。介助者に押してもらうこともできます。
介助式とは
車いすご利用の方が、ご自身で車いすを操作できない場合に使用するタイプです。
ティルト・リクライニング車いすとは
主に室内でご使用いただく車いすです。姿勢を維持することができない方にご利用いただきます。背もたれの角度の調整ができる“リクライニング車いす”と、背もたれと座面の角度の調整が出来る“ティルト車いす”。さらにどちらもできるタイプもあります。
電動車いすとは
車輪を電動モーターで動かすことができる車いすです。リモコンによって手元操作ができ、移動にもあまり疲れません。自力操作は難しいが指先がしっかり動かせる方に最適です。ただし、バッテリー搭載で重量がかなりあります。
★ 車いすのサイズについて
● お選びの際は
(シートの高さ、幅、奥行き、アームサポートやバックサポートの高さ)がチェックポイントとなります。
★ ご利用者の身体状態、ご使用環境を確認しましょう!
最適な車いすを選ぶためには利用する方のお身体の状態やご使用環境等 さまざまな事を事前に確認する必要があります。
① 身体状態を確認ください。
● ご自身で車いすへの移乗が出来ますか?(立位できる・座位出来る・介助が必要)
● 座位能力はどのくらいありますか?(座位を保てる・保ちにくい・保てない)
● ご自身で移動できますか?(自走できる・介助が必要・全介助が必要)
② ご使用環境を確認ください。
● 主な利用場所はどこですか?(在宅で室内利用メイン・在宅で外出利用メイン・施設または病院)
● 使用場所の環境はどうですか?(行動範囲・バリアフリー状況・通路幅)
身体状況と使用環境を考えながら 下記のポイントを参考に安全で体に合った車いすを選びましょう!
● 自走式と介助式とどちらが適していますか?
● 自分でこぐ場合、「足こぎ」も併用しますか?
● 移乗の際などに肘掛、フットサポートの着脱等、特殊な機能は必要ですか?(介護者の負担を軽減します)
● リクライニングやチルト機能は必要ですか?(姿勢の安定、ずり落ちを防止します)
● 外出の移動手段として使用するのですか?(コンパクトで軽量タイプがよいでしょう)
● 室内で日常的に使用しますか?(小回りにきく6輪タイプやコンパクトなタイプがあります)
お身体に合った使いやすく快適な車いすをお選び下さい!